大荒れじじばば
じぃじとばぁばでボート釣りに行ってきました
お天気チェックはしていたのですがボート出船前の朝5時頃、海の様子を見るといつもより少し風があるように感じたばぁばはじぃじに
風少し強いんじゃない？
大丈夫？
と聞いてみます
大丈夫やで
風はこれからもだんだん弱くなっていくし
というのでボートを海に出しお魚のいそうなところへ移動します
時々ばぁばはじぃじに文句も言いますけれどボートの操船のことはすべてじぃじにおまかせしています
海に出て釣りを始めますが風があるのでボートはポイントからすぐに沖へ流されてしまいます
流された場所から元のポイントに戻る時にボートを走らせるとばぁばは水しぶきを浴びびっしょびっしょになります
しぶきというより海水をかぶってずぶ濡れになってばぁばが怒っていると
ごめん、ごめん
と言いながら顔はニヤッとほほ笑んでいます
こんな時じぃじの事、本当に嫌な人間に思えてきます
底が取れないから釣りにならんよ～
陸に戻ろう
風弱くなるっていうてたのに強くなってるやん
ジグを沈めて底をとることもできず釣りになりません
文句も言いたくなります
じぃじが鬼に思えてきます
ばぁばびしょ濡れで寒いと凍えているのに!
口先だけのごめんは要りません!
もう釣りやめて帰る!!
楽しい釣りが楽しくない釣りになります
ばぁばが戻ろうと訴えているとやっと陸へ向けてボートを操縦してくれます
ほな、もどろかぁ～
風があるのでいつものスピードでは戻れません
いっこも前に進んでないやん
なんでこんなに海水かぶらなあかんの～
進んでるやろ!
景色見たらわかるわ
じぃじとばぁばのバトルが続きます
海の上って意外と周りに声が聞こえるんですよね
じぃじとバトルするよりお魚とファイティングしたいです
陸から50mぐらいのところまでやっと戻れましたが海水をザバザバかぶってばぁばはずぶ濡れです
ここ、20~30mの底で魚探の反応出てるけど釣る!?
どっちでもいいけど
もう帰るわとばぁばは言ったものの何も釣っていないのでちょこっと釣りをしてみました
底が取れましたのでしゃくっていると小さなガシラやアコウが釣れました
ボウズ逃れできました
渡り蝶
じぃじに対してイライラしている時に海面でひらひらとしている蝶がいました
海で蝶を見たのは初めてです
どうしてこんな海の真ん中に蝶がいるのか不思議に思いながらも蝶を見ていると少しばぁばの心も穏やかになりました
ばぁばは服もびちょびちょなのに蝶は羽をパタパタさせて濡れていません
ちょうちょの写真を撮るまでの気持ちの余裕がななかったのが残念です
渡り鳥ならぬ渡り蝶
帰宅後、海で見た蝶について調べてみるとアサギマダラという蝶でした
1000km以上も海を越えて飛ぶちょうちょらしい
優雅に海を漂う蝶
イライラばぁばも蝶になりたい気分です
海のミネラルいっぱいの海水を飲んでいたのかしら
塩っ辛いと思うんですけれど
塩分控えめ生活をしていますがばぁばの服は海水を思いっきりかぶった後塩がふいてきました
平穏な波風
午前9時を過ぎるとピタッと海の風が穏やかになりました
海が穏やかになってもばぁばはじぃじに対して穏やかにはなれません
風が止んで沖の方へ行ってもいいのですがばぁばが荒れているので行きません
ノー天気なじぃじは何事もなかったかのように楽しそうに釣りをしています
来たわ
喰った
青物や
竿もしなってリールからラインが出ていきドラグの音も気持ちのいい音してるんですが楽しそうにお魚とファイティングしているじぃじに少しイラっとします
しながらばぁばはしかたがないのでタモ入れのお手伝いします
なんか知らんけどこんな時に夫婦の共同作業、タモ入れはばっちりうまく出来てハマチが釣れました
塩ふきばぁばは風邪をひいてしまいそうでしたのでStop Fishingにして早めに帰港しました
ボートを片付け帰り道の車でも少しじぃじとばぁばのバトルがありましたがじぃじも少し反省したのか反省したふりか知らんけど気をつけると言っておりました
安全第一で楽しい釣りがいいです
奥さんが海水かぶって寒いって凍えているのに微笑浮かべて平気な旦那ってどうなん!
ばぁばがボートを操船してじぃじに前に座ってもらえばいいのか!
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